♪昇天する囁き

ヴィタスの澄み切った歌声が 聖堂の虚空を切り刻む 天窓から降り注ぐ光のように 光と音の波動が 心の奥に潜む 幻の恐竜を 呼び覚ます そのまま オクターブの階段を駆け登り 天国のステンドグラスを 突き破れ VitasGemini Sun 2008-01-29 Vitas ユーザレビュー:VITAS‐ベスト…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

♪青いパパイアの香り

青いパパイアの香りを嗅ぐ まだ思春期の キュウリのように生臭い 香りだ その香りに 汗に塗れの酢酸を一滴垂らすと 少しは涼しい夏の風を感じるだろう アオザイの背中が 振り返る時、 パパイアはもう 仏陀のように 熟れているだろうか。 Earth-Fire: Music for the V…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

♪深夜のリチェルカーレ

誰もが寝静まった夜 弦楽によるリチェルカーレの 忍び寄る足音に 階段の軋む音にも 扉の向こうに振り向く さあ、ボクの自由の扉が開かれた 静かに 静かに 魑魅魍魎と 夜の散歩に出ることにしょう ヴェーベルン:リチェルカーレ 他 作品集Naxos 2009-09-16 Amazonアソシエイト by …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

夢見る自転車

自転車に 乗って 公園を 散歩している と つい ぼうっとして まどろんでしまう 誰かに 見咎められた ように 辺りを 見回す でも、 誰かが 私の 心の中を 覗き込むなんて できるわけ ないじゃない でも、 神…
トラックバック:7
コメント:1

続きを読むread more

君のいる山手線

君は 山手線の 扉から 入ってくる ドアと座席の 間のコーナーに 立って 文庫本を 開いて読む いえ、 腕を組んで 音楽を聴いている 降車して 空いた座席に すっぽりと 座り込む 左手を 座席の仕切りに 乗せ まるで …
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

揺らぎの中に ボクは異次元の扉を探す もう実体として 生きてゆけなくなった魂が 砕け散る前に 解放しなければ、 刻々と迫り来る足音に 振り返る先は 真っ暗闇 さあ 飛べ 特異点の彼方を求めて そこにあるのは 割り切れない 無限級数の 壁 あるいは 異次元の扉 千分の一秒の瞬間に 自由への扉が …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

恋は七変化

君の驚いた眼と口は、深津絵里 めそめそしたところなんか、ともさかりえ 意地悪な笑みは、米倉涼子 お茶目なところは、上野樹里 ふてくされたら、杉田かおる おバカなところは、スザンヌ どうしたのと尋ねる唇は、伊藤美咲 しっかりしろよって肩叩くのは、仲間由紀恵 窓越しに凭れ掛け俯いているのは、星…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

Epicenism

中性名詞の両数形は 何故か知らないが 女性名詞の単数形と 同じ形態をとる。 何故かわからないが、 男性名詞と女性名詞との複合語は 中性名詞の両数形で表され ご存知の通り 女性名詞の単数形と同じ形態をとる。 例えば、美少年と美少女である エルメスとアフロディーテとの 二人を…
トラックバック:0
コメント:14

続きを読むread more

炭酸水とストロー

炭酸の解けた水溶液の入ったグラスに沈んでいるストローは その透明に解けた矛盾から空に向けて湧き出てくる限りない温もりを 一粒、一粒、拾い集めるかのように覗いていた。 シュワシュワという微細で、軽妙な音の羅列が 君の語る言葉のようで 昼下がりの大きなガラス窓から見える街並みを 草原のように 安らか…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

悪夢の級数

銀杏の樹木に 若葉が出始めの初夏から あっという間に 鬱蒼とした夏の木陰を 歩道に作り出す その驚きよりも 温暖化による 海流の微生物や 白亜紀の羊歯植物の 繁茂する領域は1cmずつ拡張していく。 米一粒は 二日後には4粒になり 1月後には2の30乗になるような …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

NIGHT FLIGHT

こんなにもう 遠くなって それでも思い 続けている こんなにもう 小さくなって それでもいつか 再び会える 輝く夜空の 流星のように 煌く瞬間は 儚くて 二人の影が ひとつになって 水平線まで 照らし出される 二人の声が …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

乙女は瞳を閉じてキスを待つ

暗闇に目を閉じてごらん。 記憶の中の王子様が目を覚まし、 私を迎えに来てくれる。 そのはずなのに、 待ちくたびれた少女は 籠の中の小鳥の話に耳を傾けると、 天秤棒のように平衡を失い、 記憶から転げ落ちてくる ブドウの粒のような種を咥えながら、 小鳥は王子様の昔話を語り始めた。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

尻拭いできないママ

私は尻拭いできないママ 君はところ構わず臭い冗談を垂れ流す 私はぶっきら棒のママ 支えられない君が転げ落ちる 言葉も通じない君に 手を上げるのは 横断歩道 遮断機の前では 電車は待つしか 方法が無い 1、2、3、・・・ 数え歌でも歌いながら 夜汽車の通り過ぎるのを …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

傷ついた心を癒すバンドエイド

新製品を考案します。 傷ついた心を癒す バンドエイド 痛みを感じる 過去と現実の亀裂を 甘味なチョコレート入りの ガムシロップで繋ぎ止める 新鮮なフルーツたっぷりの クリームパフェ どうぞ 涙は存分に 大ジョッキーの中の 泡と消えていく 音楽は メリーゴ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

カツどん

無性にカツどんが食べたくなった カツどんなんて でも、親爺のカツどんは どんどん食べられなくなった。 親爺のラーメンも チャーハンも 威勢のいい親爺は数少なくなった その代わり 見た目だけの イケメン風イタリア料理とか デコレーションだらけで 食べるところのないパスタに …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

冴子の朝

冴子はふと発作のように 引き出しからカッターナイフを取り出した。 何も知らない和也が 部屋のドアを開けると、 出血で意識の朦朧とした冴子が ベッドに横たわっていた。 おい、冴子 しっかりしろ。 万引きの常習犯だった和也は困ったと思ったが、 もし救急車を呼ばなければ、死んでしまう。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【お笑い天国共和国 ~お笑い芸人の独裁国家~】

お笑い芸人によるお笑い芸人のための大笑い国家を樹立するために 紳一郎は無一文の寺から出家した。 俺が大阪人を笑わしてやる。 笑わして笑わして、税金取り巻くるんやと。 国家財政は何ぼでもありまっせ 無いもんはここや、ここや、お頭の中。 東京人のように辛気くさい政治やっとったら、 誰かて税金払いとう無く…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

銀のマフラー

銀のマフラーに 君と僕の思いを乗せて 加速する 明日に向かって それとも、 ルート66 過去進行形の記憶の中で 失った笑顔が 風に吹かれて飛んでいく 手を離すなよ これから銀河へと ワープする
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more